この記事を簡単に言うと
・「きのこ展」のブログ記事、第6弾。「毒きのこ」についての1弾目となる記事。 ・毒きのこは、サツマモドキ、ガンタケ、ツキヨタケ、コテングタケモドキ、サクラタケ、キホウキタケ、イボテングダケ、シロテングタケ、クサウラベニタケ。 |
スリーエム仙台市科学館で開催されいてた「きのこ展」に行ってみみたので、その時の様子を紹介したいと思います。この記事は、「きのこ展」に関する第6弾目の記事となります。
「毒きのこ」のまとめ
「毒きのこ」についてまとめる前に、まずは「毒キノコ」コーナーについて紹介です。
■毒キノココーナー
一見食べれそうな「きのこ」ですが、これは全部「毒キノコ」
「食用キノコ」とは別に展示されていました。
では、いよいよ「毒きのこ」について順番にまとめていきます。
■サツマモドキ
一見、食べれそうに見える「サツマモドキ」ですが、「毒キノコ」に分類されます。
■ガンタケ
毒キノコである「ガンタケ」ですが、ちょっと昔までは“生食”のみが毒性があるとされてました。
しかし、最近になって猛毒の「アマトキシン」が含まれることが判明されました。
■ツキヨタケ
毒キノコの代表的存在である「ツキヨタケ」は、胃腸系の毒性があります。
食用きのこの「ヒラタケ」、「ムキタケ」、「シイタケ」と間違えやすいので、十分に注意が必要な「きのこ」となります。
ちなみに、「ツキヨタケ」は夜になると光る特性があります。
■夜のツキヨタケ
「きのこ」が光る… かなり不気味な光景ですよね。
■コテングタケモドキ
見た目的にはかなりおもしろい格好をしている「コテングタケモドキ」
「コテングタケモドキ」は、胃腸系と神経系の中毒を引き起こします。
■サクラタケ
「サクラタケ」は以前は食用とされてましたが、「ムスカリン」を含むために毒きのこへ指定されました。
「ムスカリン」自体は、体内の「神経伝達物質」として重要な化学物質ですが、過量に投与されると毒性があります。
■キホウキタケ
「キホウタケ」は胃腸系の中毒を引き起こします。見た目からにして毒々しい感じはありますよね。
■イボテングダケ
一見、食べれそうに見える「イボテングダケ」、食べると胃腸系の中毒を起こします。
他の「食用きのこ」と間違えやすいので、正確な同定には顕微鏡が必要です。
■シロテングタケ
「シロテングダケ」は食べると胃腸系と神経系の中毒を引き起こします。
■【左】「クサウラベニタケ」(毒キノコ) 【右】「ウラベニホテイシメジ」(食用キノコ)
よく間違えやすいのはこの2つの「きのこ」、「クサウラベニタケ」と「ウラベニホテイシメジ」
大きさは若干違いますが、触ると感触が全然違います。
毒キノコである「クサウラベニタケ」は触ると“やわらかいプラスチック”のような、きのことしては違和感のある感触。
食用キノコである「ウラベニホテイシメジ」は、エリンギタケのようにやわらかい触感です。
■クサウラベニタケ
毒キノコである「クサウラベニタケ」は、食べると吐き気や嘔吐、腹痛や下痢などの中毒症状を引き起こします。
他の「食用きのこ」との見分け方のポイントは、柄の部分の感触。
先ほども言いましたが、食用の「ウラベニホテイシメジ」は握るとスポンジのような肉厚で、「きのこ」らしい感触です。
一方で毒の「クサウラベニタケ」は、ゴムホースのように中は空洞で外は固い感触です。
ということで、以上「きのこ展」に展示されていた「毒キノコ」に関してまとめてみました。
次はいよいよ最終話、「毒キノコ」の後編についてのブログ記事をアップしたいと思います。
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