この記事を簡単に言うと
・“温泉に入ると病気にならない”という本の第5弾目となる記事。

・家庭のお風呂で入浴剤を使用するときは、ホンモノの物を使うといい。

・お風呂に備長炭を入れることにより、塩素などの有毒物質を無害化することができる。
お湯のpHは8.5~9程度のアルカリ性に変わるので、立派な温泉に変身!

・温泉につかるというのは、地球のエネルギーを吸収することと同義である。

・人間に個性があるように、温泉にも個性がある。
良い温泉を見つける為には、相性が大切となる。

・西洋医学は、対症療法に基づいたもの。
薬のリスクを今一度認識するべきだろう。





この記事は“温泉に入ると病気にならない”という本の第5弾目となります。
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【家庭風呂の無害化①】 入浴剤を使うならホンモノを

家庭で使用する入浴剤は、合成された科学薬品ではなく、岩塩や炭酸の塊を粉末にした物がいいです。
岩塩は酸化された水道水を還元状態に戻す力を持っています。
白濁する硫黄分が少し含まれていて、それが還元力を備えています。
つまり、塩素で酸化されたお湯を無害化してくれるわけです。

特に敏感肌の人やホンモノ志向の人に気を付けて頂きたいのは、「〇〇の湯」などと釘打たれた、いかにも名湯気分を誘う入浴剤です。
一般に私達がいう入浴剤というのは、有名な温泉に似せて石油などで作られた化学製品、化学物質だということです。
色、香りなどがあって、温泉気分にひたることはできるかもしれまえんが、その大半が人工的な薬品だということを認識してください。

人工物ということは、ある人々にとっては毒でしかない場合もあるということです。
特に、アトピー性皮膚炎の人やお年寄りにとっては注意が必要です。

ハーブにしても、合成した化学薬品ではほんとうに私達に癒しを与えてくれていいるのか、得られる気分的なものではなく、マイナス面を合わせて考えなければなりません。

【家庭風呂の無害化②】 「浴槽に備長炭」で対策を

毎日のように入る家庭の風呂のお湯の塩素を無害化しないことには、自然治癒力の高い健康な生活が脅かされかねませんね。
ましてやこの厳しい世の中、シャワーで塩素ガスの含まれた湯煙を吸い込んでいては心も晴れません。

備長炭を購入し、数本の備長炭を洗濯ネットに入れて浴槽に沈めてみてください。
備長炭との混浴を楽しんでください。
もちろん、炭のにおいは多少しますが、自然のものなので無害です。
冷蔵庫に消臭用に使われるくらいなのですから。

備長炭は、塩素をはじめ大腸菌も吸収する磁石のようなものです。
しかし、炭からカルシウム、マグネシウム、カリウムなどのアルカリ性ミネラル成分が溶け出すため、お湯がアルカリ性に変わり、柔らかくなります。

備長炭は、1本の炭の中に無数の穴が開いていて、その中に微生物が棲んでいます。
その微生物が有害物質を食べてくれるというわけです。
表面にも塩素が付きますので、週に1、2度はタワシでこすって乾かしましょう。

【家庭風呂の無害化③】 炭で楽しむ“プチ温泉”

備長炭の持ち味は、塩素などの有害物質を除去するだけでなく、人間の体から出る菌を殺菌してくれることにもあります。

備長炭を入れたお風呂は、毎日お湯を抜くに越したことはありませんが、家族が少なくてお湯が腐らない夏以外の季節でしたら、1日おきでも大丈夫でしょう。
その時は、お風呂の中に備長炭を入れておけばいいのです。
残り湯を洗濯に使ってもかまいません。
菌のない状態できれいに洗い上がりますから、アトピー性皮膚炎の人にも優しいでしょう。

備長炭を入れた風呂がアルカリ性に変わることはすでに話しました。
pHで8.5~9程度のアルカリ性に変わるので、温泉で言えば立派な“美人の湯”“美肌の湯”なのです。
実際、備長炭風呂につかると、皮膚の角質が軟らかくなり、しっとりと潤います。
風呂から上がって汗が引いたら、保湿液などを塗ると潤いのある肌が保たれます。
また、炭からアルカリ性の塩、カリウムが溶け出すために保湿効果が得られます。

このように、塩素が無害化されて血行が良くなる上、保湿効果が高まり、しかも肌がしっとりと潤います。
交通費と宿泊料を払って循環風呂のような、マガイモノ温泉につかることを考えると、はるかに優れものの“プチ温泉”を家庭で楽しむことができるわけです。
実際、下手な温泉より、温泉の効能が得られると思いますよ。

次の問題は、洗髪などに使うシャワーです。
シャワーは今や風呂派にもかかせないツールです。
シャワーから出るお湯の塩素は、お風呂につかるよりも3倍有害です。

日本の残留塩素濃度は、欧米と比べて桁外れに高く、5~15倍とも言われます。
とりわけ、シャワーを通じた水は塩素濃度が高まりますので、私達の肌や髪の毛、さらに体内までダメージを与えることになります。
髪の毛のたんぱく質(キューティクル)が破壊されますので、茶髪になったり、髪のボリュームが減ったりします。

対策として、塩素を除去するシャワーヘッドと交換してください。
ちょっと高価な物になりますが、家庭の水道水が無害化される事を考えれば、そんなに高くはないと思います。






【温泉水の作用】 地球のエネルギーを吸収

「熱力学の第二法則」という概念があります。
簡単に言うと、熱エネルギーは高い方から低い方に必ず移動するという法則です。

この法則から考えると、マントルのもつ熱エネルギーが地下水に伝わり、熱せられた地下水のエネルギーが温泉という形で地表に現れ、その熱エネルギーを私達の体が受け入れるという図式になります。
地表に出た熱エネルギーはその後、ふたたび循環していくことになりますが、人間にとっては地球からのエネルギーを温泉から直接「いただく」と考えてもいいでしょう。

もう一つ、エネルギーの発生という視点は、温泉成分をたっぷりと含んだ地下水が表面に向かって上昇するにしたがい、さらに地表で空気に触れるにつれ、化学変化を起こすことでエネルギーをが生じるという推論です。

熱力学第二法則から導かれた「エントロピーの法則」は、物質が移動したり、不安定(無秩序、崩壊)になるとエネルギーが生じ、エントロピー量が増大するという考え方です。
ここではとりあえず「不安定になるシステムの総変化量」ととらえておくことにします。

温泉の成分が地中と地上で変化し、それがまた私達の人間の体内に吸収されると、エントロピーはどんどん増大する。
この「移ろい」、言い換えると「連続性」が私達に大きな効果を与えると考えられます。

例えば、地中で「四角」だった温泉が地表に噴出したとたん、地球上で生きる形を変えて、それが「丸」に変わる。
さらに「循環湯」システムになるとこれが「三角」にまで変化する。
私達に効くのは「四角」の温泉なのか、それに近い温泉を連続的に浴びることです。
このようなプロセスで、地球のエネルギーが人のエネルギーに変換していると言えるのです。

【日本人と湯治文化】 温泉の個性、相性が大切

温泉浴場の脱衣所に掲示されている「温泉分析書」をご覧になったことがあるでしょう。
あれほど、入浴者の温泉に対する意識を混乱させただけでなく、温泉経営者を堕落させ“マガイモノ温泉”を輩出さrせる元凶になったものは他にありません。

温泉分析書には「適応症」という欄があります。
あれをあまりアテにしない方が良いでしょう。
「硫黄泉=動脈硬化に効く」「含鉄泉=貧血に効く」というように、化学的に分析して取り出した微々たる成分の医学的な効能を、ほとんど機械的に書き出したものと言ってよく、その温泉の効能とは別のものであることも多々あるからです。

半世紀以上何ら疑問を持たぬまま、平気でいかにもそれらしく適応症を掲示させたことを考えると、国に対して憤りを覚えます。
化学合成した塩素を混入したり、温泉を循環させて使用することで、そこに含まれている成分が化学変化することすら無視しているのですから。

含有成分だけで機械的に適応症が分類できるなら、優れて個性的な日本人はこれほど温泉が好きにはならなかったでしょう。
それなら人工温泉を作ってしまった方が早かったからです。
江戸時代、医学者の中には人工温泉を作ろうと試みた人たちもいましたが、「ホンモノにはかなわない」とあきらめます。
この言葉の中に、温泉の本質が含まれていると思うのです。

西洋医学の対症療法としての個々の症状に効くというよりは、私達の生きる力、つまりウイルスやがん細胞などと闘うための自然治癒力を高め、その効力を引き出すものです。

温泉が、人間が本来備えている病気にならない力、病気にかつ力である自然治癒力を高められるのは、その生物学的活性度にあります。
人工温泉では生命力を持っていませんから、効力が弱いのです。
その気になっただけです。

私達一人ひとりに個性があるように、温泉にも個性があり、相性が大切になります。
自然の賜物である温泉の活性度に感応する個性です。


【西洋医学の限界】 医師も認めるクスリの害

「熱があってもせきがひどいので、なんとかしてください」と患者が訴えます。
医者は風邪の原因はウイルスと分かっていますが、風邪のウイルスを退治する特効薬はありません。
ですが、私達の自然治癒力が働いて、ウイルスを体外に排出するので、風邪は数日で自然と治ってしまうものです。

ところが、「風邪を治す薬はありませんが、安静にしていればすぐに治ります」というお医者さんはまずいません。
実際には、熱があれば解熱剤、せきがあったら咳止めなどを出します。
いわゆる対症療法の薬しかないのです。

「医療破綻」という本では、「実は、熱・せき・下痢などの症状は、そもそもウイルスを排出するための自然治癒力が働くことで発生する症状なのです」と明確に述べています。
私も時々、下痢をしたら「あぁ、これで治るね」とホットします。
このような、かつては大人なら誰もが持ってた西洋医学の基礎知識があると、安易に薬を飲んでかえってこじらせることもないのです。

風邪のウイルスが体内にいる限り、薬の副作用で症状が悪化する可能性があります。
その理由は、生理的に起きる症状を人為的に止めるには、反生理的な現象を起こすしかないからです。

反生理的な現象を起こさせるクスリは、必ずといっていいほど体内のバランスを乱します。
その為、体のどこかで副作用が起きる事があるのです。
風邪を自分の自然治癒力でコントロールしながら治せることが、健康への第一歩だと考えています。
なぜなら、昔から「風邪は万病のもと」と言われているからです。

風邪を制する者、病気を制する者。とも言えます。






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