この記事を簡単に言うと

・この記事は、日本時間の11時から行われたトランプ大統領による議会演説についてのまとめだ。

・・議会に1兆ドルのインフラ投資求める、国防契約で数十億ドルを節約へ、メキシコとの国境に壁を作ると改めて表明、など多岐に渡る話題に触れられていた。

・市場が事前に期待していた“大規模な減税”や“インフラ整備”に関する具体的な言及についてはなく、表面上だけの内容に終わった。
期待外れ…と思った人も多いのではないだろうか。

・演説終了後の日経平均、ドル円相場は共に堅調。
無事にイベントを通過したということで、緩徐な“買い”が進んでいるか。


↓ポチっと応援

にほんブログ村





日本時間の11時から始まった、トランプ大統領による議会演説。
その内容は特に真新しいものはなく、落胆した人も多いのではないでしょうか。
tor


■トランプ大統領、議会演説まとめ
以下は、トランプ大統領の議会演説のキーポイントです。

・ユダヤ人社会への脅威に言及
・議会に1兆ドルのインフラ投資求める
・違法麻薬が過去例のないペースでアメリカに入ってきている。アメリカの国境を守るべきだ
・ポジティブで真の移民制度の改革は可能と表明へ
・今日は新しい米国の幕開けだ。9年後は独立250周年。2016年、米国では小さい声が大きくなり、コーラスになり、何千何万の人たちが国民第一主義を唱え出した

・道路、橋、トンネル、空港、鉄道などを強調
・崩れつつある米国のインフラを刷新へ
・大統領選出以降、フォード、フィアット、ソフトバンクなどの企業が米国内で大幅に雇用を増やすと発表している。株式相場は3兆ドルの規模に拡大、過去最高更新
・古過ぎる規制は撤廃されるべきだ
・就任日以来の相場の上昇を強調

・新しいパイプラインはアメリカ製の鉄鋼で建設される
・石炭産業の将来を脅す規則を廃棄する
・国防契約で数十億ドルを節約へ
・米国中に活動を広げているギャングを取り崩す
・メキシコとの国境に壁を作ると改めて表明

・移民規制をすることによって、米国民の雇用が拡大し、給料が上がり、よりよい国になる
・国民をイスラム過激派のテロから守る


トランプ氏、「インフラ投資1兆ドル」 議会演説     
以下は日経新聞による報道。

トランプ米大統領は28日夜(日本時間3月1日午前)、米議会上下両院合同本会議で初めての施政方針演説に臨んだ。
トランプ氏は「法人税率を下げる歴史的な税制改革を進めている」と表明
1兆ドル(約113兆円)規模のインフラ投資法案への協力を議会にあおぎ「米経済のエンジンを再起動する」と強調した
医療保険制度や移民制度改革にも取り組む方針を示した。


「親ビジネス」の減税で、米企業の国外流出を防ぎ、米国民の雇用を創出するねらいがある。
演説では「米企業は現在、世界中のどこよりも高い税をかけられている」と述べ、企業減税の必要性をアピールした。
「中間層への巨額減税を提供する」と一般市民向けの減税にも取り組む考えを示した。



「国家を再建設する時が来た」と述べ、道路や橋、トンネル、空港や鉄道など総額1兆ドル規模のインフラ投資に取り組む姿勢をアピールした。
新たなインフラ投資は「数百万の雇用を生み出す」とし、関連法案の成立への協力を議会に呼びかけた。

通商分野では「北米自由貿易協定(NAFTA)の締結以来、製造業の雇用の4分の1以上が失われた」などと語り、「公平な貿易が求められている」と主張した。

「米軍の再建」のために、国防費を増額する方針も表明した。
トランプ氏はすでに国防費を540億ドル増額する一方、非国防費を同じだけ削減する方針を表明している。
オバマ前政権は国防予算を縮小してきたが、トランプ氏は軍事面で台頭する中国やロシア、中東諸国に国防費の積み増しで対抗する。

 
トランプ氏は選挙戦中からの看板政策であるメキシコ国境での壁建設についても言及。
「南端の国境に沿った壁の建設を近く始める」と表明した。国防費を捻出するため、国務省や米環境保護局(EPA)の予算は削減される見通しだ。

 テロとの戦いでは、「米国内にテロリズムの足場を築かせるわけにはいかない」と語った。
国防総省に過激派組織「イスラム国」(IS)撲滅に向けた計画策定を命じるとともに、入国審査の厳格化を進めるとした。

社会保障制度では、オバマケア(医療保険制度改革)を「崩壊している」と指摘し、撤廃方針を改めて打ち出した
新制度では「(保険の)選択肢を増やして価格を下げると同時に、良質なヘルスケアを提供する」と説明した。
そのために州の境を越えて保険を購入できるように規制を見直し、「真の競争力のある全米規模の市場を作り出す」考えを示した。

安全保障では、「私は北大西洋条約機構(NATO)を強く支持している」と語る一方、「我々のパートナーも財政的負担を負う必要がある」との従来の主張を繰り返した。日本には直接言及しなかったものの、「NATOでも、中東でも、太平洋地域でも、パートナーたちには適切な費用負担を求める」と述べた。

昨年11月の大統領選で勝利して以降、トランプ氏が打ち出す減税や規制緩和などの経済政策への期待感から、米では株高や通貨高が進行してきた。ダウ工業株30種平均は27日まで12営業日連続で過去最高値を更新した。演説の内容を受けて「トランプ相場」が今後続くか注目される。



■トランプ演説、“具体的内容”に欠けるものに…
以上が、本日のトランプ大統領による議会演説の主な内容となります。
何か特別なことを述べているわけでもなく、そして真新しいことも全くなかった印象。
さらに、市場では“減税に関する具体な政策”への言及が期待されていましたが、それに関しても表面上のことばかり述べていたといった感じになりました。

個人的には、演説内容が想像以上に希薄だと感じたので、株やドルの失望売りが進むと予想してましたが、思いの外、相場は堅調に。

日経平均
ni

ドル円(5分足)
do

為替に関しては、演説中に若干の乱高下はありましたが、“トランプ大統領、議会演説”というイベントを無事通過したということで、これまでの流れ通り株高・ドル高。
明日以降の動きに注目が移り始めています。
もっとも、今週は“2月 ISM製造業景況指数 ”や“ イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長発言 ”など、各重要指標が続きます。
(米雇用統計については来週発表)

今後も引き続き神経質な展開が続くことが予想されますし、昨日の福島での地震に見るように突発的事項で相場急変ということもあります。
一難去ってまた一難、といったところでしょうか。



↓ポチっと応援