この記事を簡単に言うと
・20日からの週は、ドル相場が綱引き状態。
前週後半のドル売りに調整が入り、フランス大統領選をめぐる不透明感でユーロ売りが先行した。

・来週28日にはトランプ大統領の議会演説が予定されており、減税策などの具体的な内容の発表が期待。
しかし、ムニューシン米財務長官が、ドル高には一定の問題などと発言し、ドル売りが加速した。

・21日(火)、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が3月利上げの可能性を排除せずと発言したことで、米債利回りが上昇。
米株は高値更新を続けており、トランプ政策への期待が広がっていた。

・仏大統領選への不透明感を背景に、独仏長期債利回りスプレッドが4年半ぶりの大きな格差に。
一方で、仏大統領選で民主運動のバイル議長がマクロン氏に共闘を提案と報じられたことで、仏大統領選に関する警戒感が後退。

・FOMC議事録はハト派的な内容と受け止められ、ドル売り圧力に。
ドル円は再び112円台に下落する場面も。

・ムニューシン米財務長官が「低金利は続く可能性、ドル高には一定の問題がある」と発言。
減税策についての具体的な言及がなかったことが、失望感につながりドル売りに傾斜。

・24日(金)は、来週にトランプ大統領の議会演説を控える中、円ショートを閉じる動きが日本の投資家などから出ていたとの観測により、円高が進んだ。
ユーロ円は118円台前半まで下落。
100日線を下放れる動きが見られている。


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20日からの週は、ドル相場が綱引き状態となった。
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週前半はドル買いが優勢。
月曜日の米加市場が休場となるなかで、前週後半のドル売りに調整が入った。
また、フランス大統領選をめぐる不透明感でユーロ売りが先行
ユーロドルの下落がドル買いを誘った面もあった。
しかし、ユーロドルは1.05割れとなったあとは反発。
ドル円の反発は114円台には乗せられず反落する。

週後半にかけてはドル売りに転じている
連日最高値を更新する米国株式市場も、ダウ平均と比較するとナスダック指数が伸びを欠くなどやや不安定な面がみられた。

来週28日にはトランプ大統領の議会演説が予定されており、減税策などの具体的な内容の発表が期待されている
しかし、ムニューシン米財務長官が、ドル高には一定の問題、などと発言
米債利回りの低下とともにドル売り圧力が広がった。
また、市場には減税策の発表が後ズレするとの見方もでてきた。

週末にかけてドル円は112円近辺、ユーロ円は1.06台までドル売りが進む場面があった。



20日(月)
東京市場は、ドル円が小高い。
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前週末にドル円が113円割れとなるなど、やや円高だった動きに対して少し調整が入る展開。
円高進行でも株安の動きが限定的なものにとどまり、リスク警戒の動きが後退。
仏大統領選をめぐる警戒感で値を落としていたユーロも買い戻しの動きが見られたが、対ドルでの戻りは限定的で1.06の大台は維持したものの、頭の重い展開に。

ロンドン市場は、全般に動意薄。
米国がプレジデンツデー、カナダが家庭の日の祝日でいずれも主要市場が休場となることが背景。
ドル円は113円台前半での揉み合い。
ユーロドルは1.06台前半での取引に終始。

その中で、ポンドは堅調だった。
ポンドドルは1.24台前半から後半へ、ポンド円は140円台前半から141円台前半へと水準を上げている。
前週末の下げを戻している。
フランス大統領選をめぐる世論調査などの報道には反応薄。

NY市場はプレジデンツデーのため休場。


21日(火)
東京市場は、ややドル買い優勢。
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ドル円は午前の取引で113円台前半から113.71近辺まで上昇。
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が3月利上げの可能性を排除せずと発言したことで、米債利回りが上昇したことに反応した
その後は113円台半ばに落ち着いた。
ユーロ円も120円ちょうど近辺から120.32近辺まで小幅上昇。
ユーロドルは1.06台前半から1.05台後半へと小安い。日経平均は130円高と続伸。

 
ロンドン市場でも、ドル買いの動き。
東京午前のハーカー総裁発言の影響が続いた格好。
米債利回りは一段と上昇し、ドル買いを支えた。
ユーロドルは1.05台後半から前半へと下落。

ポンドドルも1.24台半ばから1.24ちょうど付近へと下落。
ドル円は序盤に113.40近辺まで反落したが、中盤には113.77近辺に高値を更新。欧州PMI指標は好調だったが、ユーロにとってはフランス大統領選をめぐる不透明感が重石となっていた。

NY市場では、ドル買いは一服。
ドル円は再び113.40付近まで反落。
ユーロドルは1.05台前半に下落してNY時間に入ってきたが、1.05台半ばまで下げ渋った。
2月のマークイットPMIが予想を下回ったことをきっかけにドルは戻り売りが優勢となった。
ただ、景気判断の分岐点である50はしっかりと維持していた。

米株は高値更新を続けており、トランプ政策への期待が広がっていた
ドル相場にとっては、早期利上げ観測が下支えに。


22日(水)
東京市場は、神経質に振幅も方向性みせず。
FOMC

ドル円は朝方に113.73近辺まで上昇。
中盤には売りが優勢で113.33近辺まで下押し。
その後はロンドン早朝にかけて113.50近辺での揉み合い。

ユーロ円も119円台半ばから後半で振幅。
ユーロドルは1.05台前半から半ばでの取引。
日経平均は前日1円安と方向性を示さなかった。

ロンドン市場では、欧州政局リスクを背景に円買いが広がった。
仏大統領選への不透明感を背景に、独仏長期債利回りスプレッドが4年半ぶりの大きな格差となった

ユーロ相場には売り圧力がかかり、ユーロ円は119円台後半から118円台後半へと下落。
ポンド円も142円近辺から140円台半ばへと下落。
ドル円は一時113円割れに。
2月の独Ifo景況感指数や第4四半期の英GDP改定値はいずれも底堅い結果だったが、リスク動向の広がりに材料視されなかった。

 
NY市場は、仏大統領選を巡る動きやFOMC議事録で上下動。
仏大統領選への不透明感から序盤のドル円は売りが優勢となり、112円台まで一時下落した。
しかし、その後にユーロ円とともに急速に買い戻されている。

仏大統領選で民主運動のバイル議長がマクロン氏に共闘を提案と報じられたことで、仏大統領選に関する警戒感が後退
ユーロの買戻しを誘った。

ドル円は一時113円台半ばに上昇。
しかし、午後のFOMC議事録はハト派的な内容と受け止められ、ドル売り圧力にドル円は再び112円台に下落する場面も
ユーロドルは1.05割れから1.05台後半へ反発。


23日(木)
東京市場は、小動き。
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ドル円は113円台前半、ユーロドルは1.05台半ばでの小幅に振幅に留まっている。日経平均は続落も前日比8円安と値動きは限定的だった。
前日の米国株がダウ平均続伸も、ナスダックやS&P500は反落とまちまちだったことで、東京市場は静かなマーケットとなった。

ロンドン市場は、静かな揉み合い。
欧州株式市場は高安まちまちで、値幅も限定的。
市場ではトランプ減税策の具体的な内容を見極めたいとのムードが広がっていた

為替市場でもドル円が113円台前半での揉み合いと静かな取引。
そのなかでは、ポンドが堅調。
民間調査で英長期インフレ期待が3.2%と約3年ぶりの高水準となったことが材料されていた。
ポンド円は一時141円台を回復。
フランス大統領選については、過度の警戒感は落ち着いてきている。

NY市場では、米財務長官の発言をきっかけにドル売りが強まった。
ムニューシン米財務長官が「低金利は続く可能性、ドル高には一定の問題がある」と発言したことが背景
ドル円は112円台に下落し、一時112.55付近に下落。
ユーロドルは買戻しが強まり、一時1.0595近辺の10日線付近まで戻している。
同長官から減税策についての具体的な言及がなかったことが、失望感につながった面も。


24日(金)
 東京市場は、狭いレンジでの取引。
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ドル円は112円台後半、ユーロ円は119円台前半での取引に終始。
ユーロドルは1.05台後半と前日NY市場後半の揉み合いから離れていない。
日経平均は87円安と続落で大引けとなった。
週末を控えていることや、トランプ政権の政策発表待ちのムードがみられていた。

ロンドン市場は、円買いが優勢。
ロンドン早朝はユーロドルが一時1.06台乗せ、ポンドドルが1.2570近辺など高値を伸ばしたことでユーロ円は119.50近辺、ポンド円は141.75近辺まで買われた。
しかし、欧州株が全般に下落したことで、円買い圧力が加わり、ユーロ円は一時119円割れ、ポンド円は141円割れまで急落。
ドル円も連れ安となり112円台前半へ軟化し、今週の安値を更新。
週末調整圧力や、米減税策発表が後ズレするとの見方も重石に

NY市場はドル売りが優勢だったものの、後半になって円買いが強まっている。
ドル円は一時111円台まで下落する場面が見られた。
ドル円のほか、クロス円も売りが強まっており、ポンド円は139円台半ばまで下落した。

米株や米国債利回りは下げてはいものの、特にリスク回避の雰囲気が強まったという雰囲気ではない。
来週にトランプ大統領の議会演説を控える中、円ショートを閉じる動きが日本の投資家などから出ているのかもしれない

ユーロ円は118円台前半まで下落。
きょうの下げで100日線を下放れる動きが見られている
今週は仏大統領選とドル安・円高の逆風がユーロ円を襲った格好。



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